裁判で被告人になってしまった場合のプライバシー


名前や住所は第三者にばれる

お酒をたくさん飲んで泥酔してしまい、人を殴ったら逮捕されてしまった。こういう経験を持つ人は少なくありません。ただ、相手のけがが軽い場合は、たいてい、被害者と示談が成立して不起訴になることが多いです。しかし、骨折など重いけがを負わしてしまっただけではなく、被害者側の処罰感情が強く、示談交渉がうまくいかなかった場合は、最終的に刑事裁判に被告人として出廷しなければならなくなることもあります。

では、裁判におけるプライバシーとはどのようになっているのでしょうか。まず、名前や住所といったものは、裁判を見に来た人には完全にばれてしまいます。というのは、これらの情報は裁判で読み上げられるからです。被告人は顔を隠してもらえるという配慮もありません。ただ、傍聴人が被告人の顔写真を撮影するといったことは禁止されているので、法廷内での写真を撮られてネットに公開されるという心配は不要でしょう。

裁判の内容をネットで公開される可能性も

裁判では、被告人がどういう事件を起こしたのか、その経緯がすべて明らかにされますが、この辺の事実は傍聴人がネットで公開する可能性があります。

ただ、殺人などの重罪事件ではない限り、「こういう名前の被告人が、こういう事件を起こし、裁判でこんなことを言っていた」となにもかもネットで公開される可能性は低いでしょう。後々、被告人だった人が公開の取り消しを求めてきたりと面倒ごとに巻き込まれるリスクがある上に、軽い傷害事件の裁判の内容をすべて書くメリットがないからです。

会社には社外に知られては困る大切な文書があります。社内の会議などで資料として社員に大切な文書を配布した場合は、会議終了後、外部に漏れないようにシュレッダー処分しましょう